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潜在意識にアプローチするには、どんな手法があるの?

「潜在意識」へのアプローチ手法は2系統!

潜在意識は無意識の領域であるため、アプローチするのが難しい部分でもあります。

潜在意識を解明するために、多くの専門家が様々な分野から研究を重ねて来た結果、数々の手法が考え出されて来ましたが、大きく分けて以下の2つの系統になるのではないかと思います。(あくまで個人的な感覚で分けています、学術的なものではありませんのでご了承ください。)

■思考型

思考や言葉を使ってアプローチする手法です。
書き出したり、話したりすることで自問自答を繰り返しながら、内面の感情や思考をカタチとして表わします。具体的には下記のようなものがそれにあたります。

  • ・心理学
  • ・脳科学
  • ・コーチング
  • ・カウンセリング
  • ・ディスカッション
  • ・ノート術

■イメージ&体感型

理論や思考を使わずに、イメージや体感を使う形でアプローチする手法です。
夢や目標をイメージして感情・感覚を味わうことで、潜在意識にポジティブなメッセージを送る方法で、主に視覚や聴覚などを使います。具体的には下記のようなものがそれにあたります。

  • ・瞑想
  • ・ヒプノセラピー(催眠)
  • ・アファメーション(自己暗示)
  • ・引き寄せの法則
  • ・サブリミナル
  • ・コラージュ
  • ・ホオ・ポノポノ
  • ・タッピング

以上のように、潜在意識にアプローチする手法は、大きく分けて「思考型」「イメージ&体感型」の2つに分類されると考えています。

細かく見て行くと書き切れないほど沢山の手法がありますが、どれも一長一短があり、人によって合う・合わないがありますので、自分に合った手法を見つけることが大切です。
以下に、良く知られている代表的ものを7つピックアップしてご説明します。

  • 1.心理学(思考型)
  • 2.脳科学(思考型)
  • 3.コーチング(思考型)
  • 4.ヒプノセラピー(イメージ&体感型)
  • 5.瞑想法(イメージ&体感型)
  • 6.引き寄せの法則(イメージ&体感型)
  • 7.マーフィーの法則(イメージ&体感型)

それでは、上から順に説明して行きましょう。

1.心理学

心理学

心理学とは、人間の心や行動を科学的に研究する学問です。 人間の感情・思考・記憶などの心的過程を観察・実験・調査してメカニズムを明らかにし、人間の心を深く理解して、より良い人生や社会を実現するために活用しようとするものです。

心理学のルーツは哲学

心理学の大元のルーツは哲学ですが、近年の心理学は19世紀後半から始まりました。

1879年にドイツのヴィルヘルム・ヴントが、世界初となる実験心理学の研究室をライプツィヒ大学に設立し、自己観察法(内観法)によって心的過程を測定しようと考えました。彼はこれまでの哲学的な心理学ではなく、実証実験を用いた科学的な心理学を構想し、それによって「実験心理学の父」と呼ばれています。

また、アメリカでは1890年にウィリアム・ジェームズが『心理学原理』という著書を出版し、「心理学の父」と称されました。

そして20世紀に入ると、様々な分野・観点から、数々の流派が生まれました。最も有名な三大巨匠はフロイト、ユング、アドラー誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

フロイト

ジークムント・フロイトは、精神分析学の創始者であり、現在の心理学の基礎を築いた人物です。

彼の大きな功績は「無意識」を発見したことです。人間の無意識が顕著に現れる「夢」に着目し、夢の分析を通じて無意識を探りました。この「無意識」という概念は、心理学の分野だけでなく、今日の様々な分野に影響を与えています。

ユング

カール・グスタフ・ユングは「分析心理学」の創始者です。

フロイトと師弟関係でしたが、フロイトの一部の学説を更に発展させ、無意識には「個人的無意識」「集合的無意識」の2種類がある、という新しい概念を生み出しました。

アドラー

アルフレッド・アドラーは「アドラー心理学」の創始者です。

フロイトとは逆の考え方で、「人間は無意識によって突き動かされる存在」ではなく、「全て自分で決めることができる」と考えました。

以上のように、19~20世紀にかけて発展して来た心理学ですが、21世紀においても、まだ進化を続けています。文化・ジェンダーなど多様性への配慮も重視されるようになったことや、脳科学や遺伝子工学など新たな知識や技術が導入されたことで、更なる発展を遂げています。

現代の心理学は大きく分けて2種類

現在の心理学は、大きく分けて「基礎心理学」と「応用心理学」に分類されます。

「基礎心理学」は、心理学の基本的な知識や理論を探求するもので、一般的に多くの人が持つ心の仕組みを一般法則として理論的に研究します。以下のようなものが「基礎心理学」です。

  • ・生物心理学(生理心理学)
  • ・認知心理学
  • ・発達心理学
  • ・学習心理学
  • ・社会心理学
  • ・パーソナリティ心理学

「応用心理学」は、基礎心理学の知見を活かして実生活の問題に対処するもので、特定の領域に関する心理現象を研究します。心理学を学問としてではなく、生活の中で実際に使えるよう、様々な分野に細分化して応用しています。例えば、医療分野・教育分野・ビジネス分野・マーケティング分野など多岐に渡ります。次のようなものが「応用心理学」です。

  • ・臨床心理学
  • ・産業心理学
  • ・教育心理学
  • ・災害心理学
  • ・犯罪心理学
  • ・スポーツ心理学

応用心理学に期待

基礎心理学は「学問」としての色合いが濃いのに比べて、応用心理学では実際の生活現場に使えるものとして様々な状況・環境に即して発展しています。それぞれの分野ごとに、潜在意識にアプローチする心理学が生み出される可能性も大いにあると、個人的には期待しています。

2.脳科学

脳科学

脳科学とは、人間や動物の脳の構造や働きを研究する学問です。
脳の構造や機能を分析し、脳がどのように情報を処理して記憶・学習・判断を行うのか、また、感覚・感情がどのように生まれるのか、などを明らかにしようとしています。

脳科学の目的は、人間を理解すること

脳科学は、人の心の働きを解明し、人間を理解することを目的としています。心理学が人の行動から心の働きを捉えるのに対して、脳行動科学は更に脳内の物質の変化を計測して心の働きを捉えます。

脳科学では、「どのような神経伝達物質が出ることによって、この行動に繫がるか?」という観点で脳を計測・分析・解釈します。つまり、人の行動の要因を脳から見ています。

また、心理学では患者の言動から原因を突き止めて、傾聴や対話などによって患者の感情に対処しますが、脳科学では、患者の脳や神経を測定して原因を突き止め、薬剤投与や電気刺激を与えて脳機能を改善させるというアプローチを行います。

脳科学は脳にフォーカスすることで、人間の思考・行動・認知、・感情を理解するという目的があり、その目的においては心理学と共通しています。

脳科学で有名な人物は?

日本の脳科学で最も有名なのは、川島隆太教授、茂木健一郎さん、中野信子さんの3人です。

✔川島隆太教授 脳機能開発研究の第一人者です。脳トレブームの火付け役であり、2019年12月発売の「脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング」は、CMでも話題になりました。

✔茂木健一郎さん 日本の脳科学分野で最も知名度のある人物と言っても良いでしょう。
いくつかの大学教授を務めながら、数々の著書も出されていて、テレビ・ラジオ・講演など多岐に渡り活躍され、一時期は大ブームを巻き起こしました。

✔中野信子さん 近年、急激に注目を集めている脳科学者・評論家です。脳や心理学に関する最先端の研究を一般向けにわかりやすく紹介することで知られています。ラジオやYouTubeなどを通じて、自由で創造的な生き方を応援するメッセージを発信し、脳科学の知識と経験を元に人生相談や社会問題にも答えています。著書は『サイコパス』『不倫』『ヒトは「いじめ」をやめられない』など。

脳科学の応用

脳科学は現在、急速に研究が進んでいて、医療・教育・ビジネスなど様々な分野に活用されています。例えば、医療分野ではアルツハイマー病やパーキンソン病などの脳疾患に対して、新しい治療法の開発に役立てられています。また、ビジネス分野では「行動心理学」や「ニューロマーケティング」などに応用され、商品の開発や、人工知能・ロボットなどの開発にも活用されています。

脳科学の研究が進むことで、私達は更に人間の生理作用や心の働きについて解明されるようになり、意識の作り方や、潜在意識の使い方までも自由にコントロールできるようになるかもしれない!と夢が膨らみます。

3.コーチング

コーチング

コーチングとは、主に相手の目標達成や自己実現を促すための手法です。

ビジネス分野から始まった

1990年代にアメリカで社員育成の技法として始まり、その後はビジネス分野だけでなく、スポーツ・教育・人生などの様々な分野で広く利用されるようになりました。日本では2000年頃から、企業の経営者やマネージャーの研修として取り入れられるようになりました。

コーチングでは、相手に教えたり指示したりするのではなく、質問やフィードバックなどによって気づきや行動変容を促すもので、相手が自分で課題に気づき、自ら考えて行動し、問題を解決するための潜在能力を最大限に引き出すためにサポートします。

カウンセリングが治療をメインにし、コンサルティングが問題解決の提示をメインにしているのに対し、コーチングではクライアントが目標を達成することを助ける「支援」をメインにしています。

クライアント自身が自覚していない潜在的な知識・スキル・能力を解放させて、最大限に成果を引き出すことを目的としているので、主にビジネス分野において人材開発・育成の手法として活用されていましたが、近年では様々な分野に広がって来ています。

代表的なコーチング手法は?

コーチングには様々な種類や手法がありますが、代表的なものは次のようなものが挙げられます。

✔ライフ・コーチング(パーソナル・コーチング) 最もメジャーなもので、人生全般に関する悩み解決や願望実現を目的としています。
例えば、人間関係を円滑にしたい、健康になりたい、幸せになりたい、など人生全体の向上を目指しています。

✔ビジネス・コーチング 仕事に特化したもので、仕事のモチベーションを高め、実力を発揮し、目標を達成することを目指します。企業の人事が社員向けに導入するケースが多々あります。

✔エグゼクティブ・コーチング 仕事に特化したもので、特に経営者や管理職などの上層部の課題に対応するものです。
組織の問題を改善し、組織力を高め、組織の目標やビジョンを叶えるために利用されます。

✔その他のコーチング 各目的に合わせてあらゆるコーチングが派生しています。
例えば、身体や精神的な健康に特化した「ヘルスコーチング」や、恋愛に特化した「恋愛コーチング」や、子どもと良い関係を築き成長を促すための「マザーズコーチング」など、近年では様々な分野に特化したコーチング法が生み出されています。

コーチングの効果は?

コーチングでは、対話を通じてクライアントの本当の思いや願望を明らかにします。
クライアントはコーチの力を借りて、自分一人では気づけなかった自分のクセや行動の妨げとなっているものに気づいたり、無自覚だった部分に光を当てて言語化して行ったりすることができます。

コーチの質問に答える形で、クライアント自らが自分の言葉として発することが基本であるため、自分の頭で理解しやすいことが特徴です。潜在意識にアプローチする手法の中では、意識的なものと言えるでしょう。

一般的なコーチングでは、クライアントの未来や目標に対して、そこに向かうためのマインドセットを行いますが、最近ではクライアントの過去に着目し、未来に向かうのに邪魔となっている思い込みを取り払う、などの新しいアプローチ(潜在意識コーチング)なども登場しています。

4.ヒプノセラピー(催眠)

ヒプノセラピー

ヒプノセラピーとは、「催眠」と呼ばれる変性意識状態を利用して、心の奥底にある潜在意識に働きかけ、心理的な問題や身体的不調を改善するためのセラピーです。

ヒプノセラピーは医療現場で使われている

催眠と聞くと少し怪しい印象になりがちですが、実は英国医師会・米国医師会・米国心理学会・米国歯科医師会などが有効な治療法として認めているもので、科学的に立証された心理療法のひとつとして実際に医療現場でも使われて来ました。

催眠状態になると、普段は気づかない自分の内面や感情にアクセスしやすくなります。その状態を利用して、自分の抱える悩みや問題の原因を探ったり、解決策を見つけたりするもので、現在では医療や健康分野だけでなく、スポーツ・アート・教育・ビジネス・エンターテインメントなど、様々な分野で広く利用されています。

ヒプノセラピーの効果は?

ヒプノセラピーを行うことで、実際に次のように様々な効果が認められています。

  • ✔精神面
  • ・情緒の安定
  • ・性格改善
  • ・不安や緊張の軽減
  • ・対人関係
  • ・トラウマ解除
  • ・不眠症
  • ✔身体面
  • ・肩こり
  • ・冷え性
  • ・腰痛
  • ・浮腫
  • ・ダイエット

ヒプノセラピーの手法

ヒプノセラピーには様々な療法があり、クライアントの抱える悩みや問題によって最適な方法を選択してセッションを行います。次に挙げるのは代表的なヒプノセラピーの手法です。

✔前世療法 催眠誘導で前世の人生の重要な場面を体験し、その人生がどんな課題を持っていたのか、今世にどんな影響を与えているのか、などを探って行く手法です。実際に多くの人がそこから様々な深い気づきを得て、これまでどうにもならなかった症状が改善したり完治したりするケースも数多く報告されています。

✔年齢退行療法 催眠誘導で幼少期を追体験し、その頃の記憶を思い起こすことで、問題の原因を探り、不要な思い込みや感情を解放して行く手法です。幼い頃の自分とコミュニケーションを取り、傷ついたインナーチャイルドを癒すことで、心が息を吹き返し、負の記憶に影響されることが殆どなくなります。
理由の分からない不安や恐怖、不定期に繰り返すイヤな体験などは、潜在意識に蓄積したネガティブな感情が原因となっていることが多く、それに気づくことが解決の最も有効なキッカケになります。

✔悲嘆療法 愛する人を亡くした激しい悲しみや喪失感から立ち直るために用いる方法です。
催眠の変成意識状態下で、二度と語り合えないと思っていた大切な人と再会し、コミュニケーションを取ることによって、心や身体の癒しがもたらされます。

✔暗示療法 催眠下で自分に必要な暗示を与えることで、悩みの解消や自己改革を行う手法です。例えば、禁煙したい人には「タバコは吸いたくない」という暗示を与えたり、自信が欲しい人には「自分は素晴らしい」という暗示を与えたりします。

✔マタニティヒプノ お産への不安を和らげることを目的とした妊婦さんのためのヒプノセラピーです。
妊娠期間中、お腹の中の赤ちゃんと対話し絆を深めながら、心身リラックスして穏やかに過ごすサポートになります。

✔GIFT GIFT(ゴール・イメージ・フォーカシング・テクニック)は目標の達成、成功への到達を目的としており、理想のゴールイメージを思い描き、催眠下で潜在意識にその状態を刷り込む手法です。
スポーツ・仕事・勉強などで成績を上げたい方、自己実現、自己変革をしたい方などに向いており、トップアスリートは催眠療法を受けている方が多くいらっしゃいます。
1970年代にはロシアが、オリンピックでメダル獲得を目指すトップアスリートに対して取り入れ、それに対して米国が現代催眠療法の祖であるミルトン・エリクソンに依頼し、トップアスリート育成のための催眠を行うようになったと言われています。

ヒプノセラピーとは、「催眠」と呼ばれる変性意識状態を利用して潜在意識に働きかけ、心因性の問題の解決や、能力開発、自己変革、対人関係の改善、心身健康などを行います。
大きな可能性をもった催眠ですが、まだまだ未開拓の領域であり、医師が行う治療の代わりとなるものとは言えず、万能ではありません。

また、人によって催眠にかかり易い・かかりにくい、などもあるため、自分のタイプを見極める必要があると思います。

5.瞑想法

瞑想法

瞑想とは、心を静めて無心になること、何も考えずリラックスすること、何かに心を集中させること、目を閉じて深く静かに思いを巡らせるなどの行為で、様々な種類や効果があり、古代から多くの人々に実践されてきました。

瞑想の起源はインドの宗教

古くは、インドで紀元前に遡る時代から行われていたと言われ、仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教などインドの諸宗教で実践されています。

2000年以降には、宗教的側面をそぎ落して科学的研究の対象としたことで瞑想研究が飛躍的に進み、さらには脳科学の発達により、瞑想が脳内の感情処理を司る偏桃体に作用することや、脳内の思考や記憶に関わる海馬・前頭前野皮質などに作用し海馬に作用することが証明され、「マインドフルネス」が広まり始めました。

特に職場のメンタルヘルス向上のために用いられるようになり、2010年頃にはアメリカの企業などでビジネスパーソン向けにマインドフルネスのワークショップが開催され、Google や Facebookで導入されたことで世界的に注目を集めました。感情コントロールや職場の満足感向上、パフォーマンス向上などの効果が認められ、2014年には『TIME』誌で特集も組まれるなど、世界的な流行となっています。

瞑想の効果は?

瞑想の具体的な効果としては、次のようなものが挙げられます。

  • ・感情が静まり集中力UP
  • ・リラクゼーション効果とストレス解消
  • ・多幸感の醸成
  • ・知覚や認知能力の向上
  • ・深い洞察や智慧(インスピレーション)が発現
  • ・悟りや解脱への到達
  • ・病状の改善(ウツ・不眠症・不安症など)
  • ・身体の健康

また、瞑想により、自分で把握できる表面的な意識「顕在意識」を静めることで、「変性意識」という状態を作り出し、潜在意識にアクセスすることが可能になる、とされています。

この状態に入ることで、自分の内面や真実に気づくことや、潜在意識にあるネガティブな思考や感情や記憶を浄化してポジティブな思考や感情や記憶に書き換えることが可能になるだけでなく、宇宙の叡智に接続して必要な情報を引き寄せることなども可能になる、ということも言われています。

瞑想法には様々な種類がある

宗教における瞑想法の究極の到達点は真我に目覚め、輪廻から解脱することですが、現代では健康や心理治療、自己成長、願望実現などの世俗的な目的で行われることも増え、数え切れないほど多様なスタイルが編み出されています。次にメジャーなものを挙げてみます。

✔マインドフルネス瞑想 自分の感情や思考に気づき受け入れることで、ストレスや不安を軽減したり、集中力や創造力を高めたりする手法です。
創始者は米国マサチューセッツ大学医学部の教授「ジョン・カバット・ジン博士」です。
禅・瞑想などを始めとした修行法を学び、宗教の要素を切り離して、一般の人にも取り組み易いようエッセンスを抽出した形で1979年にスタートしました。主に自分の呼吸に意識を向けて集中する形式です。

✔ヴィパッサナー瞑想 お釈迦様によって伝えられた特殊な手法です。
ヴィパッサナーとは「物事をありのままに見る」という意味で、それにより自分の思い込みなどを手放していき、真の幸福を得るというものです。
見たものをジャッジせずに、フラットに観察することに主軸を置いており、一般的な瞑想とは異なります。身体中に起こる微細な感覚に集中し、そのまま全てを感じ取る形式で、副次的な効果として不治の病が完治するなどの効果も認められています。

✔マントラ瞑想 特定のマントラ(フレーズ)を唱えながら瞑想を行う手法。
マントラを唱えることで、集中力を高めたり、心を落ち着かせたりする効果があるとされています。マントラの種類はさまざまで、音によってもたらされる効果が違うため、目的に合わせたものを選ぶことが肝心です。

✔その他の瞑想法 ・食事瞑想
食事を意識的に味わう方法で、知覚の向上やダイエットなどに効果的です。

・歩行瞑想
歩行に意識を集中する方法で、心身リラックスや集中力UPの効果があります。

・数息法
呼吸を数える方法で、自律神経を整え、不安やストレスの軽減、免疫力アップ、睡眠の質向上などの効果があります。

・ロウソクの炎をみつめる瞑想
ヨーガの伝統的な瞑想法で、集中力UP心の安定、眼精疲労改善や視力回復に効果的です。

・イメージ瞑想
特定のイメージに集中する方法で、良いイメージによってリフレッシュする効果があります。

・チャクラ瞑想
7つのチャクラを意識する方法で、チャクラを開くことに繋がり、 エネルギーの流れが良くなり全身が活性化する効果があります。

人によって合う・合わないがある

瞑想は、何らかの対象に集中することによって「顕在意識」を静め、通常とは違う意識状態を作り出して潜在意識にアクセスし易い状態に導き、深い洞察や智慧を得たり、悟りや解脱の境地に達したりするための手法です。

宗教的な側面があることで、人によっては受け入れにくいと感じるかもしれません。また、多くの場合、顕在意識を鎮めることに慣れていない人が多いため、自分に合う方法を探したり、効果を得るまでに根気よく練習したりする必要があると思います。

6.引き寄せの法則(アファメーション)

アファメーション

誰もが一度は聞いたことや、トライしたことがあるのではないでしょうか?
日本人には最も浸透していると思いますが、正しく理解している人は少ないかもしれません。

引き寄せの法則とは、「自分の思考が、現実を引き寄せる」という思想です。

「引き寄せ」を提唱した人物

この法則は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、アメリカで発展したニューソート運動から発生しました。ニューソート運動とは、キリスト教の伝統的な教義に反発し、「人間の精神や思考が物質的な現実に影響を与える」という考え方を提唱した宗教的・哲学的な運動です。

ニューソート運動の源流となった人物は数名いますが、その中でも心理療法家のフィネアス・クエンビーが有名です。「病気や苦しみは誤った思考によるものであり、正しい思考によって治癒できる」という考え方を提唱しました。

また、エマ・カーティス・ホプキンスは「教師の教師」と言われ、多くの人に理論とテクニックを教えることで、ニューソート思想の発展に最も影響を与えた人物として、創始者とされています。

あの有名なナポレオン・ヒルもニューソートの流れを汲んでいると言われています。
ニューソート思想をビジネスに適用し、目標を明確にして、成功者に共通するポジティブな思考&行動をすることで成功できると伝えました。著書『思考は現実化する』『巨富を築く13の条件』、『成功哲学』などの自己啓発本が有名です。

また、次の項目で説明するジョセフ・マーフィーもニューソート思想の影響を受けています。

「ザ・シークレット」によって一気に広まった

ニューソートに関わる人物たちは、「自分の思考が現実に影響を与える」という共通の信念を持っていましたが、この時点では「引き寄せの法則」という名称は使われていませんでした。

それが広く知られるようになったキッカケは、2006年に映画や本で大ヒットしたロンダ・バーンによる『ザ・シークレット』で、日本でも大流行しました。

「引き寄せの法則」は宇宙の法則であり、それ自身に似たものを引き寄せるという原理になっていること、つまり、ポジティブな思考や感情を持てばポジティブな結果が引き寄せられ、ネガティブな思考や感情を持てばネガティブな結果が引き寄せられるということを説明し、この原理を使って豊かさや健康や幸福を手に入れる方法を伝えています。

継続的に強く願うものが実現する

引き寄せの法則とは、「自分の考えの波動と似た波動のものを引き寄せる」法則であり、「強く願ったり、信じたりしたものは実現しやすい。故に、自分が欲しいものに意識をフォーカスしなさい。」という考え方なので、明確な願望や目標を持っている人には適していると思います。

具体的な願望イメージを強く持ち続けて行動することがポイントで、何度も意識してイメージを刷り込む必要があります。日々活躍するスポーツ選手や有名人は、無意識に引き寄せの法則を使っている場合が多いと考えられます。

例えば、イチロー選手が小学6年生のときに書いた作文には、次のように書かれていました。
「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。(中略)僕が一流選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の一つです。」

このように彼は、夢を叶える過程や、プロの野球選手になった後の事まで具体的にイメージできていました。

「引き寄せ」の手順は2ステップ

引き寄せの手順は、次のような2ステップで実践できます。

1. 実現した理想の状態を明確化する

まずは自分が達成したいこと、叶えたいことを明確にします。
例えば、理想の家に住みたいのなら、「どのエリアで、周辺の環境はどんなものか、どんな色や形の家か、どんな間取りか、日当たりや風の感じはどうか」など、物件の詳細を具体的にイメージします。

2. 実現した時の感情に浸る

次に、それが既に叶ったかのように、実現した時の感情に浸り切ります。
例えば、理想の家に住みたいのなら、その家でどう過ごしているか想像して、既に住んでいる気分を味わうのです。寝室に朝日が差し込んで清々しい気分になっている自分や、リビングで一人コーヒーを飲みながら寛ろぐ自分、夫婦でガーデニングをして気持ち良い疲労感を感じている自分、子ども達と一緒に楽しく食卓を囲んでいる自分など、ありありとシチュエーションを思い描き、それに伴うポジティブな気持ちを深く味わいます。

よりリアルに体感するために、良いなと思う家の写真をコラージュしたり、モデルルームを見に行ったりすることが助けになります。

「引き寄せ」のポイントは“感情”

願いを引き寄せるためには、その願いをできる限り具体化して、感情を再現することが必要です。
そして、寝る前や朝目覚めた直後など、顕在意識の働きが低下しているタイミングで、習慣的にこのイメージングを行うことで、潜在意識に浸透し易いと考えられています。

引き寄せの法則は、「自分の周りにあるものや環境は、すべて自分の思考が引き寄せたもの」と考えます。つまり、欲しいものにフォーカスし、それが手に入っていると思えば、おのずとそれが引き寄せられるという考えです。科学的根拠はありませんが、願望を実現したり目標達成したりするための手法としては手軽に取り組み易いものだと思います。

7.マーフィーの「潜在意識の法則」

マーフィーの法則

ジョセフ・マーフィーの提唱する「潜在意識の法則」とは、人間の意識の中で普段は気づかない「潜在意識」が、強く願ったことを実現させるという法則です。

彼はキリスト教の牧師として活動しながら、異端思想である「ニューソート」に傾倒しました。ニューソートとは、19世紀後半に起こった霊性運動で、個人の幸福・健康・物質的な成功に焦点を当て、「思考が現実化する」という思想です。

潜在意識の力に着目

彼はニューソートの考え方を発展させて、「潜在意識の法則」を提唱しました。
「人間には思いどおりの人生を実現する無限の力がそなわっている」と説き、「潜在意識」が自分の心から望むものや強く願ったことを実現させる、すなわち人生の幸・不幸は考え方で決まる、と伝えました。

彼の名言には次のようなものがあります。
「あなたの成功や目標達成をじゃまする唯一のものとは、あなた自身の考えや心で思っていることです。」
そして彼は「潜在意識の法則」を使えば、誰でも思いどおりの人生を実現できると断言しています。

生涯にわたり「潜在意識」についての研究を続け、その驚くべき力と、それを使って願望を実現させる具体的なアプローチ方法を、多くの著書に残しました。例えば代表的なものは下記です。
・『マーフィー眠りながら成功する』
・『マーフィー眠りながら巨富を得る―あなたをどんどん豊かにする「お金と心の法則」』

この本には一時期、私もすごく助けられました。
毎日あくせく仕事に追われていたOL時代の私にとって、一時の心の癒しを与えてくれるもので、潜在意識を使って夢を叶えた多くの事例を読んでいると、「本当に願いは叶う」という希望と明るい気持ちを与えてくれました。

潜在意識にアクセスし願望を叶える

また、彼は潜在意識に働きかける方法についても伝えています。
寝る前や朝起きた直後などが潜在意識にアクセスしやすいタイミングで、実現したいことや手に入れたいものを具体的にイメージして、そのイメージをポジティブな言葉で表現し、自己暗示をかけることです。

例えば、お金持ちになりたいのであれば、「私はお金持ちだ」「私は豊かだ」というように、既に現在そうなっている状態を言葉にすることがポイントです。このようにして潜在意識に具体的イメージを刷り込むことで、潜在意識がそのイメージを現実にするために働き始め、思考・感情・信念に合わせて環境や出来事や人々を引き寄せます。

つまり、ポジティブなものにフォーカスすれば、ポジティブな現象が起こりやすくなる、というものです。これは、先にご紹介した「引き寄せの法則」とほぼ同じかもしれません。マーフィーも願望が叶った時の「感情」をありありと感じることがポイントだと伝えています。

ジョセフ・マーフィーは、この法則を使って願望を叶えた人たちの事例を数多く紹介しています。例えば、お金もなく高校さえ卒業していない青年が、自分の名前の書かれた医学修了証書を想像し続けた結果、医者になれたという話や、病で余命わずかだった女性が、完治したことをイメージし続けた結果、奇跡的に回復したという話などです。

「マーフィーの法則」とは違う!?

ちなみに、1990年代に日本で大流行した「マーフィーの法則」とは、このジョセフ・マーフィーによるものではなく、アメリカの航空工学者エドワード・アロイシャス・マーフィー・ジュニアによる著書です。日常生活や仕事などで起こる滑稽で哀愁に満ちた経験則を「法則」という形式でユーモラスにまとめたものです。

ある年代の方であれば、1~2つは知っていると思いますが、「マーフィーの法則」の中で最も有名なものをいくつかご紹介します。

・洗車をすると、雨が降る
・急いでいるときに限って、赤信号にひっかかる
・楽しみな予定があるときに限って、残業になる
・調子の悪い機械を人に見せようとすると、通常通りに動く
・落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、絨毯の値段に比例する

この中でも特に「絨毯」が広く知られているようですが、「マーフィーの法則」では、物事が失敗するときに良い結果と悪い結果があるとしたら、いつも悪い結果の方になる、ということをユーモラスに説いています。

ある意味、ジョセフ・マーフィーの「潜在意識の法則」の裏バージョン?とも言えそうですね。失敗すると予想したり、悪いことを考えたりすると、必ずその通りになるという…別の意味での引き寄せが起こっていると言えるかもしれません。

潜在意識に浸透したものが現実化する

ジョセフ・マーフィーの「潜在意識の法則」は、半世紀以上にわたって多くの人々に支持され、現在の自己啓発の考え方の根底にも大きな影響を与えています。

しかし、願望を潜在意識に浸透させるだけで願いが叶うのなら、誰でも望みどおりの人生になっていても良いハズですが、現実はそうはなっていません。
なぜでしょう?

それは「メンタル・ブロック(心の壁)」の存在です。
過去にうまく行かなかった経験から、「どうせうまくいくはずがない」という想いが浸透していると、潜在意識はそれを叶えてしまうのです。この「メンタル・ブロック」を解消して、本当の望みを潜在意識に浸透させることがカギだと思います。

まとめ

潜在意識へのアプローチ方法は参考になりましたか?

では次に、潜在意識にアプローチすることで、どんなメリットがあるのか? どんなことに潜在意識を活用にできるのか? 以下の記事も併せてご覧になってみてください。